島根のご当地丼「寒シマメ丼」



CAS商品とその通販ブランド

 

 

島根のご当地丼である「寒シマメ丼」は、冬の時期に獲れる美味しいスルメイカを使用した丼ですが、この丼メニューを可能にしているのがCAS(キャス)という特殊な凍結技術なのです。

 

 

CASとは「Cells Alive System(セルズ・アライブ・システム)」を略したものであり、磁場エネルギーによって素材の細胞(Cell)を振動させ、その細胞を破壊することなく、まるで生きているような状態(Alive)のまま凍結保存することの出来る画期的なシステムなのです。

 

 

一般的には、急速に冷凍した素材を解凍すると「ドリップ現象」というものが起きます。これは、素材の旨味や水分が流出してしまう現象のことです。しかし、このCASで凍結させた冷凍素材は解凍してもその味が落ちることなく、長い期間にわたって新鮮さと美味しさを保持することが可能となるのです。

 

 

島根県の海士町では、地場産業の振興の切り札としてこのCASを平成17年に導入しています。それによって、海士町で水揚げされた白イカや岩がきといった魚介類を、その鮮度を保ったまま遠く離れた都会の消費者の元へと届けることが出来るようになったわけです。

 

 

この海士町のCAS商品を、国内外へと広く販売しているのが「島風便」という独自の通販ブランドであり、このブランドは海士町の第3セクターとして立ち上げた株式会社「ふるさと海士」によって運営されています。